LED,ソーラー発電,節電,自動車照明のLED化



スズキワゴンRのテールランプLED化

 CT51S(旧ワゴンR)テールLED化がほぼ完成いたしましたので、創作過程を案内いたします!
自動車のLED専門店で12V用W球は簡単に購入できますが、ポン付けでは詰まらない仕事です〜
LEDの性質とかを、知るのも面白いですヨ〜!  是非、挑戦してください!


 
左はカラーレンズケース          右はクリアーレンズケース
少々長編になりますので飽きずに覗いて見て下さいませ!



 はじまり〜

 
 当初の予定では画像のような加工をする考えでしたが、残念ながら没の憂き目に相成りました〜
によって、現状のままのレンズケースを使う方向に切り替えた次第です。

 先ずは塩ビ水道管?の登場になります! 
 ホームセンター等で購入できます、本/300円位ですネ、1本有れば相当使えます充分です。

 
 塩ビ水道管を上記の画像の様に加工します。

 次に加工できたL字型塩ビ水道管にLED球の取り付け穴を画像の様に明けて行きます。

  
 いよいよLED球の埋め込み作業です、根気がいりますのでゆっくりと、一杯でも遣りながらでした〜
画像説明の様に真ん中列は3番目にやる方がやり易いと思いますのでご参考までにして下さい。


  


  
カーボン抵抗の回路です!今回使用のLEDは5mm広角赤色 18000〜22000mcdを使いました。
計算上、画像の様にスモール側は510Ω、STOP側は110Ωと出ましたが手持ち在庫に
510Ωと120Ωしかなくて取り合えずSTOP側の照度が少し落ちるのを承知で続けます。
画像の様に抵抗を組合せ、仮半田つけ及び絶縁してから、LEDの配列に繋いで行きます。
基本的な配線図です!これを3列等分配列して、スモール&ストップのW球と同じ光り方を創ります。
スモールは若干照度を落とし、ストップはMAXに成るように抵抗値を変えて変化させています。
但し、使用するLEDのスペックで抵抗値は当然変わりますので注意してください!


  
仮組して点灯試験をやります!スモール時は約1時間位、通電しカーボン抵抗部分が発熱しないか検証します。
ほのかな発熱位で収まっておりました、ストップ時は約30分で同じ結果でした!
この抵抗部分はレンズケースの中に入りますので、極端な発熱はケースの損傷を招きます、大事なポイントになります!


  
点灯試験中に次の工程に進みます!画像の様にW球ソケットの改修ですね、
画像中の口金サイズT15と成っていますが、W球ソケット口金としてください! 
4枚目の画像の線が塩ビ水道管LEDホルダーの各入力線に繋がります。
塩ビ水道管LEDホルダーの短いほう(抵抗が収まっている部分)が
丁度抜き取ったW球口金部分に収まる直径寸法(18mm)に成っています。

  
試験点灯後、本組み立てをしてからレンズケースに装着してみます。レンズケースにも若干の加工が必要になります!
画像の様にヤスリ等でLEDホルダーの現物に合わせながら削ります。
レンズケース内面のリフレクターを擦らないように気つけて行います。

次に、LEDホルダーの角度合わせを点灯させながら行います。
調整完了後、レンズケースから外して、その位置を瞬間接着剤等で確実に固定します。
これで、スモール&STOPのW球LEDは完成です!


  

 

     
通常抵抗のワット数は求められた値の倍以上のものを使用します。
※ 希望するワット数の抵抗が無い場合は抵抗を並列につなげると、その個数分ワット数が大きくなります。
※ 1/4Wを2個で1/2Wになります、2個並列にする時は求められた抵抗値を2倍にすれば、希望の抵抗値になります。
※ 1/4Wを4個で1Wになります、4個並列にする時は求められた抵抗値を4倍にすれば、希望の抵抗値になります。
※ 同様に個数を増やしても同じように考えることが出来ます。

電源電圧 LED電流制限抵抗 Ω
LED電圧 LED個数(直列接続) E24シリーズ抵抗値 Ω
LED電流 抵抗のワット数

もちろん定電流ダイオード(CRD)を使っても出来ます。
抵抗より高価になります、そのため電源電圧が一定の場合は抵抗の方が
コストパフォーマンスに優れていると思います。
電源電圧が一定でない場合は電圧に関係なく一定電流を流すCRDがいいと思います。
但し、CRDは規格電圧内での使用になります、電源電圧が規格外の場合は使用できません、
定電流の回路をトランジスタなどで作成する必要が有ります。

LEDをたくさん1度に点けたい場合はLEDに加える電圧×LED個数が電源電圧を超えない程度で、
直列につなぐと抵抗やCRDが少なくてすみ便利です。
(上記の計算式で「LEDに加える電圧」を「LEDに加える電圧×LED個数」に
置き換えれば電流制限抵抗が求められます)
但し、CRDの場合はMAXの電圧が決まっているので電源電圧が規格より高い場合、使用できません。(要注意)



 

画像はLEDの定格表示の例です、参考にして下さい。


以上、この項は終了です。  ご質問等は下記Mailにお願い致します。
次回はバックランプ球、ウインカー球等を予定しています!




E/Mail!    もどる!  Index!
*お願い!全てのお問い合わせメールの件名はそのまま送信して下さい!

Copyright All Rights Reserved 2010 SunBeam-Shonan